市民団体「豊かな海と暮らす平塚市民の会」が、龍城ケ丘プール跡地の開発に伴う樹林帯の伐採について、防災面での不安を訴えている。今年1月に実施した「平塚海岸の海岸林の効用に関するアンケート調査」の結果を踏まえたものだ。
現在、プール跡地の約100mには風を遮るような樹木等はなく吹きさらしの状態。開発はプール跡地を含む東西500mを予定しており、風の通り道はさらに広がることになる。
自治会員として地域の防災訓練などを行ってきた同会の有川和香恵さん(56)は「昨年の台風19号発生時の千葉県沿岸には樹林がなかったと聞いている。伐採後は、赤いシールが多い龍城ケ丘だけでなく、袖ケ浜まで風が吹き込む。千葉と同等の被害もあり得る」と警鐘を鳴らす。
県に「保安林指定」申請
樹林帯を巡っては先月25日、近隣住民45人がプール跡地東西の樹林の「保安林指定」申請書を神奈川県に提出した。
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