年頭所感 逆境のときこそ、力を結集 平塚商工会議所会頭 常盤卓嗣
新春を迎え、謹んでお慶びを申し上げます。平素は、地元企業をはじめ関係各位には格別のご厚情を賜り厚く御礼申し上げます。
新型コロナウイルス感染症が報告されてから、早くも1年が経とうとしておりますが、非常事態宣言が出されるなど、我が国経済に大きな影響をもたらしております。経営者は事業や雇用の維持に必死で取り組んでいるものの、事業継続への努力は限界に達しつつあります。行政による支援策と商工会議所相談業務の強化により、コロナを契機として新製品やサービス開発、業態転換、販路開拓、デジタル化への対応などに積極果敢に挑戦する経営者をしっかり後押し、この正念場を乗り越えられるよう、事業者と地域経済回復のために力を尽くしてまいります。
さらに、商工会議所8つの部会運営と駅周辺を中心とする市街地の再整備による活性化などを検討する特別委員会による活動や地域が抱える課題に対する「政策要望活動」、地場産業の市場拡大や集客力向上など「地域振興活動」、企業の活動基盤強化を図る「経営支援活動」などの委員会事業を通じて、商工会議所のブランド価値を一層高め、頼られる身近な商工会議所を目指します。
これからも地元企業・商店の皆様と行政や関係機関とも連携しつつ、地域の力を結集し、この危機を乗り越え、産業振興と地域の活性化に取り組んでまいります。
最後に2021年は感染症の終息と経済活動の平常化により、皆様にとりまして平穏で輝かしい年になりますようご祈念申し上げます。
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