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平塚・大磯・二宮・中井 人物風土記

公開日:2026.11.07

コンテンポラリーダンスの企画「オドルコトバカタルカラダ」を主宰する 稲川 千鶴さん 大磯町国府本郷在住 52歳

  • 稲川 千鶴さん (写真1)

町に溶け込み 踊る青春

 ○…二宮町一色にあるダンススタジオ「アンジェインザポケット」のほか、近隣地域に暮らす女性たちのコンテンポラリーダンス企画「オドルコトバカタルカラダ」を主宰。今年9月には同企画の2回目の公演を終え「普段はお母さんや、誰かの妻として生きる女性が、ただただ『私』として存在できる舞台だった。次に取り組みたい演目のイメージがあるんです」と目を輝かせる。

 ○…小田原市内で生花店を営む家の末っ子として生まれ、活気ある商店街の中で育った。「お花屋さんの末っ子で3月3日生まれの女の子。そんなプロフィールを子どもながらに気に入っていた」。人見知りな面もあり、保育園で勧められたのがモダンバレエ。休みがちだったものの、かわいい衣装に惹かれ中学生まで続けると、「習って10年になる高校1年まで続けよう。最後の1年は皆勤賞を取ろう」と決意。休まずレッスンに通うと上達も見え、褒められるうれしさも覚えた。

 ○…そのまま上級のクラスに進み、指導者や先輩と共にレッスンを受けるうちに、舞踊家としての道を志すように。「振りの意味をとことん考えながら作品を作るおもしろさに目覚めた」と、2003年には作品「ハナコトバ」で選抜新人舞踊公演新人賞を受賞。指導者として活躍する現在も「子どもたちには子どもらしい世界を、大人には大人にしかできない表現を、一緒に作るのが楽しい」と醍醐味を話す。

 ○…コロナ禍をきっかけに専用スタジオを二宮町に開設。オドルコトバカタルカラダは元々ファンだったという「ブーランジェリーヤマシタ」の山下房江さんとのタッグでスタートしたこともあり「町に溶け込めた気がした。この町でもう一度、青春を送っている感じ」と笑顔を見せた。

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