迫力満点のいくら丼とＴｏｍｍｙさん
幸町で食品サンプル工房「アップルキャンディー」を営むＴｏｍｍｙさん（45）が、５月９日に平塚湘南海岸公園で開催されたＳｕｎＳｕｎマルシェに初出店し、いくら丼の食品サンプルを展示した。
一粒一粒まで作りこまれた「てんこ盛り！こぼれいくら丼」は、日本食品サンプルアート協会認定インストラクター・Ｔｏｍｍｙさんの作品だけあって、道行く人々が思わず足を止める迫力。材料はサンプル用の樹脂。制作は約１週間かかりっきりで、「３時間ごとに発狂するほど根気がいる。しばらくいくらは見たくない」と苦笑する。
会場では軍艦巻きの食品サンプルを作るワークショップが開かれ、親子連れや”インスタ映え”写真を撮ろうとする女子高生でにぎわった。約１年ぶりに参加したという常連客は「コロナで自粛していたが、野外で開かれると聞いてかけつけた」と話した。
もともと食品サンプルを集めるのが好きだったＴｏｍｍｙさん。だがサンプルはどれも高価で「それなら自分で作ってしまえ」と、４年前から自作を開始。今年２月に工房を構えた。県内外でワークショップを開催し、子どもたちが小遣いで参加できるよう参加費も低く設定している。「子どもたちにも作り上げる喜びを知ってもらいたい」と思いを語った。
今後はいくら丼の他、新作を含めた展示を企画中。最新の情報は同工房ＨＰへ。
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