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公開日:2025.06.27
7/4〜6開催
「平塚の代名詞」未来につなげ
平塚市の代名詞でもある夏の一大イベント「第73回湘南ひらつか七夕まつり」が、7月4日(金)から6日(日)まで開催される。今年は6年ぶりに露店が路上に出店されるなど、祭りの盛り上がりに期待が高まる。湘南ひらつか七夕まつり実行委員会主催。
4日の午前10時に紅谷町まちかど広場で行われる開会式で幕を開けると、10時30分にはひらつか市民プラザ前から第73回湘南ひらつか織り姫が先頭となって踊る「七夕おどり千人パレード」が始まる。
露店100店復活
コロナ前までは400店ほどが出店していた露店。今年は市民プラザ前交差点からまちづくり財団前交差点までの約270mの区間に、約100店が出店する。
昨年までコロナ禍の影響などで、路上の出店が無かったが、来場者や関係者などからの意見を踏まえ、同実行委員会内で協議。「魅力ある持続可能なまつりにするために」と、6年ぶりに路上出店が決まった。
福澤正人実行委員長は「露店が増えることで、来場者の食事の選択肢が増えて、七夕まつりをもっと楽しんでもらえると思う」と期待を寄せる。
100本の大型飾り
まつりの目玉となる大型の七夕飾りは湘南スターモールに85本、紅谷パールロードに18本が掲出され、中心商店街全体で約100本となる。市民飾りは湘南スターモールに31本。子ども飾りは紅谷町まちかど広場に17本掲出されている。
イベントエリアの見附台公園やひらしん平塚文化芸術ホールでは、平塚商工会議所青年部や平塚青年会議所、市内外の企業、団体が飲食やイベントブースを開設し、ファミリー層向けのイベントを実施する。また同エリアにはテントも設置され、休憩場所としても利用できる。
クリーンに開催
平塚駅前の商店街などに来場者が滞在できるよう、商店の店先での飲食物の販売も。同実行委員会は、露店や飲食物販売店には自店で販売したもののゴミを回収するよう促し、クリーンな開催を目指す。
湘南スターモールと紅谷パールロードは3日(木)午後9時から通行止めとなる。その他の開催エリアも、時間規制による通行止めを実施。まつりの終了時間は4日と5日は午後8時、6日は午後7時。
戦後復興が起源
同まつりの前身は、平塚空襲から5年後の1950年7月に開催された「平塚復興まつり」。翌年に平塚商工会議所、平塚市商店街連合会が中心となって仙台の七夕まつりを参考に、「第1回七夕まつり」を開催した。
1973年には、駅ビル建設問題から発生した様々な影響から平塚市が中止の決定をしたが、「伝統の火を消すな」と有志が立ち上がって開催するなど、地域住民が一丸となって支えてきた。
以降、産業の発展を願うまつりとして、期間中に350万人以上が来場するなど、平塚を広く全国に知られる場として重要な役割を果たしてきた。度重なる開催危機を経て時代に合わせた形式で継続してきた同まつり。現在でも3日間で100万人以上の来場を数える日本を代表するまつりとして定着している。
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