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公開日:2025.08.15
大磯在住長尾さん
平和訴える国連大使に
広島でドイツ学生と研修
大磯町在住の長尾颯和(さわ)さん(15)が、(公社)日本青年会議所(日本JC)の「JCI JAPAN グローバルユース国連大使」として8月24日〜31日に訪独。同国の学生と共に平和を考える研修に参加する。
2017年にスタートした同事業は、日本や世界の未来を担う若者に、国内外での研修を通じて多様な文化や価値観に触れる機会を提供し、国際社会の課題解決や恒久的世界平和の実現に向けたグローバルな視点を養ってもらうことを目的としている。
同大使に選ばれたのは、全国の中学1年生から高校3年生までの19人。毎年、同事業に積極的に参加している自修館中等教育学校(伊勢原市)に通う長尾さんは、今年初めて立候補した。2月〜4月に行われた選考で、志望動機を1分間で話す英語スピーチ動画と、「ドイツの社会情勢と恒久的世界平和の課題」と題した作文を提出した。作文では、戦後のドイツにおける不安定な電気料金の背景に戦争が深く関わっていることを指摘。戦争を繰り返さないためには教育の変革が重要だと訴えた。
大使らは5月から、異文化理解や情報発信に関する研修を重ねてきた。7月25日から31日までは、東京都と広島県を訪問。広島では原爆資料館見学のほか、被爆者の話を聞く機会があった。長尾さんは「ドイツの大使などと同じ場所を訪れても、国や文化によって受け止め方が違うことに驚いた。平和について深く考える出発点だと思った」と振り返る。
24日からドイツへ
8月24日〜31日は、第二次世界大戦で日本と同盟関係にあったドイツへ赴く。相互派遣は今回初めての試みであり、地理や文化、人種の違いを超えて互いに尊重し合える人材を育成するという趣旨を体現するものだ。
これまでの活動を通して、19人の大使の中から2人が選ばれ、チュニジアのチュニスで11月に開催される「JCI世界会議チュニス大会」に参加。研修の成果についてプレゼンテーションを行う。長尾さんは「自分のやる気を伝え、選ばれたい。学校の人にも見ていてもらいたい」と話す。
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