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公開日:2025.11.21

平塚警察署管内
特殊詐欺被害3億円超
オートバイ、自転車盗も増加

 平塚署管内の刑法犯の認知件数が増加している。今年1月から11月9日までに認知した特殊詐欺の被害総額が3億円を超え、すでに昨年1年間の総額を超過していることが同署への取材で分かった。オートバイ盗、自転車盗も増加傾向にあり、同署は「被害防止の対策を」と呼び掛けている。※数値は暫定値

多くは「オレオレ型」

 11月9日時点までの被害総額は約3億200万円。被害件数は46件で、前年同期比18件増となっている。同署の職員は「県下でもワースト10位内が近い状況になっている」と頭を抱える。

 同署によると、手口の多くは「オレオレ型」が占めているという。詳しい手口は、警察官などをかたる人物から電話で「口座が犯罪に使われ、捜査対象になっている」と言われ、LINEへ誘導。LINE上のテレビ通話で偽の制服を着用した人物が、偽物の警察手帳や逮捕状を見せて信じ込ませ、言葉巧みに口座に振り込ませるという。

 同署は「海外からの電話(+から始まる国際電話番号)は詐欺だと警戒を」と呼び掛け、「警察は業務でLINEを使うことは無いので、『LINEに誘導してきたら詐欺』と思い出して。困ったら警察署へ相談を」と訴えた。

 特殊詐欺分類外のSNS型投資詐欺、ロマンス詐欺も増加傾向で、昨年は2件だったが今年は11月9日までで8件。被害総額は約1億5千万円。

前年同期比増の盗難数

 同署管内では、自転車盗は518件(前年同期比91件増)、オートバイ盗は119件(同37件増)。自転車盗、オートバイ盗ともに「昨年の年間被害件数をすでに超過している」という。

 オートバイ盗の盗難場所は駐輪場、路上、商業施設など。盗難後に解体され部品として売買されることも多いという。

 自転車は平塚駅前の駐輪場や商業施設のほか、自宅敷地内も盗難場所に。同署は「盗難自転車は無施錠が7〜8割といわれるので、対策はとにかく鍵をかけること」と念を押した。

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