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中井町長インタビュー 「なかい誕生110年」事業 IC周辺整備も視野に

政治

公開:2018年1月1日

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杉山祐一中井町長
杉山祐一中井町長

 ―昨年は中井中央公園にカフェが開業した。

 公設民営方式を取り入れ、多世代の交流拠点として5月にプレオープンした。カフェ施設の周りの芝生化やピザ小屋などを整備する工事を12月から3月まで行い、4月以降にグランドオープンを予定している。

 地方創生に向け、商標登録した「里都(さと)まち♡なかい」を全面的に打ち出した取り組みを進めており、特産品開発を支援するブランドプロジェクトも継続中だ。スポーツプロジェクトのキッズサイクル大会は今年度も実施する。交流人口を増やし、中井町への移住・定住につなげたい。

 ―そのほかに今年度、力を注いだ施策は。

 子育て支援では、14回ある妊婦健診にかかる費用の公費負担を増額した。10万5千円まで町が補助する。母子保健コーディネーターを配置して妊娠期から出産、子育てまで切れ目のない相談、支援を行う「なかい版ネウボラ」も開始した。

 ―町役場・比奈窪バイパス周辺の拠点整備について。

 今後の財政見通しや事業費を試算した結果を踏まえ、役場周辺整備事業を先送りすることにした。

 インター周辺の諏訪地区は、町の活性化につながる新しい産業拠点づくりを目指し、地権者に対して説明会・勉強会などを開催し、準備組合の設立に向け進めていく。また、秦野中井インター・平塚アクセス道路の事業化について、平塚市と連携して継続要望を行う。

 ―オンデマンドバスは実証運行を始めて5年が経つ。

 地域公共交通会議を年に2、3回開催しており、運行の見直しを図った。秦野市と二宮町に設けている乗降場所を4月から廃止して、町内完結型の運行に改める。井ノ口地区に商業施設と医療機関ができたことが理由だ。町外へ行ったオンデマンドバスが戻るのに時間がかかる、時間帯によっては予約が取りにくいといった状況が改善できると期待する。

 ―今年の主な事業は。

 明治41年に中村と井ノ口村が合併してから「なかい誕生110年」の節目を迎え、記念式典などの事業を実施する。町民から記念行事のアイデアを募集したところ、101件の提案が寄せられた。その中からいくつかのイベントを予定している。

 ―町長の任期が残り1年を切った。

 町民会議の開催など、掲げた公約には取り組んでいるものもある。保育料無償化と給食費の無料化にはまだほど遠いが、少しは手掛けることができた。

 少子高齢化がさらに進み、税収も減少する中、限られた財源で事業を効率的かつ効果的に行い、町民の皆様が住みやすさや豊かさを実感できるまちづくりに精いっぱい取り組んでいく。
 

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