半年間の罪や穢れを人形(ひとがた)に託して身を祓い清める神事の「大祓式」が、二宮町の川勾神社で8月2日に行われた。神職と神社関係者、一般参拝者が、疫病を除ける力があると伝えられている茅の輪をくぐり、無病息災や新型コロナウイルス感染症の終息を祈った。
6月と12月の年2回ある神事だが、今年は新型コロナの影響で時期をずらした。神職が大祓祝詞を奏上し、木綿の白い布を八つに裂く儀式で穢れを祓った。参列者も半紙や麻を細かく裁った切麻(きりぬさ)を身体に3回振り掛けて身を清め、一同が8の字を書くように歩いて茅の輪を3回くぐった。
家族で訪れた町内在住の夫妻は「子どもがお腹にいた10年くらい前から茅の輪くぐりでお参りしている。遅くなったが、今回も無事にできて良かった」と安堵の笑顔。
二見直樹宮司は「炎暑の夏を越えて皆さまが健やかにお過ごしになれますよう、心から祈念します」と話した。参拝者にはお札と茅の輪のお守りが授けられた。
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