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「必笑」で終えた特別な夏 星槎国際湘南 ベスト4で敗退

スポーツ

公開:2020年8月28日

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試合後、涙は見せずにベンチに引き上げる星槎ナイン
試合後、涙は見せずにベンチに引き上げる星槎ナイン

 第102回全国高校野球選手権大会と神奈川大会の中止に伴う代替大会として行われた「令和2年度神奈川県高等学校野球大会」。大磯町の星槎国際高校湘南は準決勝で相洋高校に敗れたもののノーシードからの快進撃を見せた。

 8月19日の準々決勝(サーティーフォー保土ヶ谷球場)で、昨秋の県大会準優勝校で第一シードの桐光学園を相手に2年生右腕の小林匠投手が9回2安打に抑える好投で4―0で勝ち、準決勝に駒を進めた。

 迎えた8月22日の準決勝(横浜スタジアム)では、前の試合と同じく第一シードの相洋高校と対戦。2回に大量7点を奪われたが、リードオフマンの茂木陸選手(3年)、1年生で四番に座った石崎知紀選手、5番の中平颯馬選手(2年)がいずれも3安打を放つなど14安打を浴びせ、最後まで相手に立ち向かった。しかし、猛打を誇る相洋にあと一歩及ばず試合は9-6で敗れ、今夏の快進撃はベスト4で幕を閉じた。

 土屋恵三郎監督は「ノーシードから勝ち上がり、『よく頑張った』と子どもたちに言いたい。最後まで諦めずに、ここまで来られるということを示したことは他校にとってもプラスになったのでは」と話した。

 また、主将の濱田琉大選手(3年)も「コロナの厳しい環境の中でここまで来られた。最後まで『必笑』で終われた」と敗れはしたが、その目に涙はなく、最後まで笑顔で「特別な夏」を終えた。
 

準決勝で本塁打を放った中平選手
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