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鶴見区 社会

公開日:2026.07.23

3・11から15年 被災者の声伝える朗読劇 東高校との交流で初開催

  • 震災を朗読で伝えるごきげん一家

    震災を朗読で伝えるごきげん一家

  • 東高校のボランティア活動の様子も

    東高校のボランティア活動の様子も

 東日本大震災から15年の節目に、震災の記憶を写真と言葉で伝える企画展「あの日 その前 その後」が鶴見区民文化センターサルビアホールで7月17日〜19日にかけて開催された。主催は劇団「ごきげん一家」。同劇団は、宮城県南三陸町へボランティア活動を行っていた東高校の事前学習を担当。その交流が縁で市内初となる企画展が実現した。

 同劇団は、2018年に旗揚げし、南三陸町で民話を基にアレンジした演劇の披露や、同町の特産物の販売などを行う。企画展では、震災を伝える朗読劇と写真展を行った。朗読劇の脚本は、同町で被災した年齢や立場の異なる15人を同劇団が取材し、その記録を時系列に並べて作成された。

 同震災で南三陸町は震度6弱を記録し、津波は15m以上に達した。死者620人、行方不明者211人の人的被害が出た。建物3143戸が全壊した。

 開催2日目となる18日の朗読劇は、定員40人を超える人数が集まった。オープニングは、丸の内合唱団が『ぜんぶ』を披露。その後、震災時の南三陸町を映像に収めた動画が上映された。まちが津波に襲われる場面や発災前後の比較写真などが映し出され、鑑賞者は息を凝らして見守っていた。朗読劇には5人が出演。震災発生時は赤色、震災直後を青色など照明の色で震災前から震災後までの場面を表現した。出演者は一つ一つの言葉に感情を込めながら取材した被災者を演じた。劇が終わると、鑑賞者からの拍手が会場いっぱいに鳴り響いた。

 同展では、東高校の生徒たちのボランティア活動の記録も展示された。同劇団の目谷哲朗代表は「様々な縁から横浜鶴見で開催でき、嬉しく思う。今できる最大限の朗読劇をお届けできました」と笑顔で話した。

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