大磯テニスアカデミーに通う生徒やコーチら7人が、10月の「第49回小田原テニス選手権大会」と10・11月の「第57回平塚テニス選手権大会」で上位入賞を果たすなど活躍をみせている。
ベテラン・ルーキーが活躍
小田原大会では79人が出場した一般男子シングルスで横山洋一コーチ(38)が優勝、同アカデミーでコーチを務めた経験のある岸翔さん(23)が準優勝に輝いた。一般女子シングルスでもスクール生の菅野愛渚さん(14)と渡邉仁菜さん(14)が、いずれも初出場ながらベスト4の好成績を収めている。
コーチ歴18年の横山さんは、同大会に8年ぶり2回目の出場。「出るからには優勝を狙う」と前回のベスト4超えを目指した。「体力が落ちてくる年齢なので、若く元気な対戦相手たちの速い球に慌てず対処するよう、冷静なプレーを心がけた」という横山さん。大会中に利き腕を痛め、痛み止めを飲んで試合に臨むトラブルもあったが、ベテランのテクニックを駆使して熱戦を勝ち進んだ。岸さんとの決勝では、長期戦を想定して粘り強くラリーを続け、攻め急いだ相手がミスをし始めた好機を逃さず、1点ずつ着実にポイントを積み重ねて勝利を掴んだ。「生徒たちに良い報告ができてホッとしている。1点の大切さを再認識するとともに、それを生徒たちにも感じてもらえるような指導をしていきたい」と感想を語る。
若手コーチが頭角
平塚大会では、コーチ陣が活躍。男子一般ダブルスでラージ龍介さん(20)・生野大翔さん(18)ペアが準優勝、藤野航大さん(21)もベスト4に輝くなど若手が頭角を現した。
ラージ・生野ペアは、中学時代から同じテニスクラブに通っていた先輩と後輩。ペアを組むのは今回が初めてだが、お互いのプレースタイルは熟知していた。大会では生野さんがアグレッシブに動き、ラージさんが抜群の安定感でカバーする作戦が絶妙にかみ合い、初戦から順調に勝利を重ねた。しかし決勝では、1セット目のシーソーゲームを落としたところからミスが続き、悪い流れを最後まで押し戻すことができないまま2セットを奪われて惜しくも敗れた。大会を振り返りラージさんは「上手い選手がいる中、初ペアで準優勝することができて手応えを感じられた」、生野さんは「新型コロナの影響で高校の引退試合もできなかったので、素直に嬉しい。自信が持てた」と感想を述べ、「(今大会で出場権を得た)来年の神奈川県選手権で優勝を目指したい」と口を揃え目標を掲げた。
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