二宮中学校2年生の木谷陽晴(ひばる)さん(谷山ジム小田原道場所属)が4月24日に伊勢原市で開催されたキックボクシングの「第58回Bigbangアマチュア大会」37kg級のタイトルマッチに挑み、チャンピオンの栄冠を手にした。木谷さんは昨年、同大会の34kg級でも王者となっている。
今大会に向け特に膝蹴りの練習に力を入れたという木谷さん。当日は、1分30秒3ラウンドでの試合に臨み「初めて対戦する相手」という横山琉希さん(湘南格闘クラブ)と対峙した。
1ラウンド目は互いに出方を見ようと距離を取ることが多かったが、2ラウンド目で木谷さんが仕掛けた。「相手を倒す気でギアをチェンジした」。積極的に膝蹴りやパンチを当てていき、優勢な試合展開に。最終の3ラウンド目、なおも打撃を続け、相手からスタンディングダウンを奪った。試合は判定となり、3-0でチャンピオンベルトを勝ち取った。
木谷さんは「自分のペースで完封できてうれしい。今後は、KOで倒し切ることができるように練習を続けたい」と喜びと意欲を語った。同道場の飯山真会長は「強い相手だったが、勝利できて良かった」と語った。
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