歴代宰相や財閥家にもゆかりの深い、歴史ある大磯の新たな風物詩となる地域イベント「大磯まつり」が11月11日（土）、大磯プリンスホテル第１駐車場で開催される。午前10時開場。荒天の場合は中止。町内の事業者でつくる大磯らしい潤いづくり協議会（会長は芦川博昭大磯町商工会長）の主催。芦川会長は「お天気がよければ太平洋自転車道路でサイクリングしながら来てもらうのもおすすめです。家族みんなで遊びに来て」と話す。

　当日はキッチンカーが約25店舗、出店が約１００店舗並ぶほか、姉妹都市である長野県小諸市やゆかりの宿場町の産品が堪能できる「ゆかりエリア」も充実。かつて「大磯カーニバル」として町民に親しまれた歴史上の人物が登場する「仮装パレード」が復活するほか、人力車、大磯停車場をイメージしたミニＳＬ、ダンスや演奏などのステージが披露される「明治ロマン座」など、まるでタイムスリップしたかのような風情溢れる空間を楽しめる。

　大磯まつりは昨年、コロナ禍を境に終了した「なぎさの祭典」や「大磯宿場まつり」に代わって、地域に活力や賑わいを生み出す、新たな風物詩となる催しを作ろうと同協議会が企画。地元ゆかりの企業などから協賛を募って実現した。芦川会長は「４月から催しを準備してきたのでぜひ楽しんでほしい」と話す。

　当日は提灯づくりやせんす、うちわ作り、手持ち花火体験などのエリアのほか、会場内で買い物すると参加できる令和の「冨くじ」大抽選会（午後５時〜）なども開催。午後４時45分からは打ち上げ花火も実施する。

　会場に駐車場はないため、自転車や公共交通機関などの利用を。当日は大磯駅や大磯港、二宮駅と会場を結ぶ無料シャトルバスも運行する。大磯港には駐車場（有料）あり。

（問）同協議会事務局（東武トップツアーズ株式会社横浜支店）【電話】０４５・３０７・４８９１