楽しく活動　元気届ける

　○…設立当初から「おばあちゃん大学」を開催するなど奉仕活動に励み、今年で創立55周年を迎える同クラブ。18人のメンバーを束ねる会長として「明るく楽しく元気よく」をモットーに、年末たすけあい募金やアイバンクへの寄付などの募金活動や、葛川やカーブミラーの清掃などの地域活動を行ってきた。「どうせやるなら楽しくやりたい」と快活に笑う。

　○…北海道の岩見沢市出身。スキーや野球などを楽しむ活発な幼少期を過ごした。日本大学文理学部社会学科への進学を機に東京へ。情報処理の会社で、保険会社へのシステム導入の営業を約20年間勤めた。40歳頃に保険会社の代理店の業務管理システムの運用支援の会社を設立。当初は10人規模だった会社が、２０１４年には２００人にまで拡大した。約20年間経営してきたが、若い世代に譲る方が会社のためだと14年に退任。「いろんな重役から降りられて天国だった」と本音がぽつり。

　○…クラブとの出会いは二宮町商工会の会長から話を聞いたことがきっかけ。「メンバーは会社の社長もおり、人生経験が多様で面白そう」と入会し、現在に至る。自身がそうだったように「会の活動を面白がってくれる人を見つけたい」。会員増を目標に活動を続けていく。

　○…生涯学習講座を開くなどの活動を行う「一色小学校区元気なコミュニティ協議会」、通称ゲンコミの生涯学習部会長も務めている。二宮町に住む人に楽しんでもらいながら、役立つことや町のことを知ってほしいという思いで、小中一貫校「二宮学園」を知る講座や声楽家を呼び、共に歌う講座など幅広いテーマで開催してきた。クラブとゲンコミの活動を明るく話すその姿には、地域への愛があふれている。