小田原・箱根・湯河原・真鶴 人物風土記
公開日:2023.04.01
箱根と小田原で人力車を引く
小川 勝規さん
箱根町湯本在住 46歳
脚で箱根の魅力伝える
○…「全国屈指の観光地箱根は、観光客が戻るのも早い」。大通りから一本外れた箱根湯本のあじさい橋から、草花の匂いや春風など「バーチャルでは感じられない魅力」を人力車で案内している。多いときは1日10組以上、20〜30Kmの距離を風を切って走る。「地元の人も知らない歴史や風土を深掘りしてガイドするのが僕の仕事」。脚を使い、ツアー旅行では入り込めない奥深い箱根への案内役を務める。
○…湯本の酒屋で生まれ育った。「結局商売人の道に行くんだろうな」と小さい頃から将来を思い描き、大学では経営学を専攻。遠い北海道の地で、勉強やバンド活動、ミュージカルに打ち込んだ。大学卒業後、地元へ帰る準備をしていたところを、ボイストレーナーの先生が突然訪問。車で楽器店に連れられ、あれよあれよという間に就職が決まった。バンド活動を通じて得た人脈や知識、経験を買われて販路拡大を任され、北海道に留まることになった。
○…人力車との出会いは26歳のとき。全国で人力車を走らせる会社が、小樽での新店舗オープンの準備を進めていたところに遭遇。「かっこいいな」と求人に応募。すぐにのめり込んでいった。「『お兄ちゃん楽しかったよ』、とリアルな感想を直接聞けることが冥利に尽きる」。全国の主要観光地へ派遣される出張組にも選ばれ、京都や浅草で経験を積んだ。
○…その後、地元箱根に拠点を置き「人力車 海風屋」の屋号で、人力車を走らせ始めたが立ち上げ直後にコロナ禍に突入。「何もせずに帰る日もたくさんあった」と閑散期を振り返る。「換気は絶好調」と観光客の回復を見込み、昨年からはミナカ小田原にも拠点を広げた。観光地の再興に向け、自慢の脚力で力強く踏み出す。
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