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公開日:2024.01.27

能登半島地震
県西の消防、被災地で活動
「自然の猛威感じた」

  • 輪島市の土砂災害現場で活動する職員(市消防本部提供)

    輪島市の土砂災害現場で活動する職員(市消防本部提供)

 元日に発生した「能登半島地震」の被災地で人命救助や捜索活動にあたる全国規模の消防組織「緊急消防援助隊」に、県西地域の消防職員も派遣されている。神奈川県大隊第一次派遣隊として参加した小田原市消防の職員3人に話を聞いた。

 1月9日から14日にかけて派遣された神奈川県大隊第一次派遣隊78隊283人には、県西地域から小田原市消防本部の11人、箱根町消防本部の6人、湯河原町消防本部の5人が参加。府川健一消防司令補(54)は「被災地に近づくにつれ路面の割れや隆起で、大幅に速度を落とした移動が余儀なくされた」と振り返る。宿営地の石川県能登町には、36時間かけて到着。「木造の瓦屋根の家は倒壊していた。断水し、暖も取れない。まちは人の気配が無く静まり返っていた」と話す。

 東日本大震災の現場も経験した副島建一消防司令補(51)は、救急小隊として被災者の搬送を想定して向かったが活動中は要請が無く、宿営地で待機。後方支援活動にも従事した。「かなり降雪があり、要請があればすぐに対応できるよう雪かきもした」。同派遣隊活動時、膝上まで積雪した現場もあったという。

 甚大な被害を受けた輪島市で、土砂災害現場の人命捜索活動をした内田政志消防司令補(48)は「土砂に飲み込まれ、道路や家などの人工物はほぼ確認できない状況。地図上で建物がある場所も見当がつかず、重機も入れられない。徒歩で移動し、スコップで雪や土砂を掘って捜索した。自然の猛威を改めて感じた」と語った。  

 緊急消防援助隊は1995年の「阪神・淡路大震災」を教訓に発足。被災地の消防力で対応が困難な大規模災害の発災時等に国からの要請を受けて出動する。24日現在、県大隊は第6次まで出動している。

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