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公開日:2026.06.20

湯河原町 国際交流で総務大臣賞 高齢化対策など タイ自治体と協力

  • 表彰式に出席した内藤町長(左)=提供

    表彰式に出席した内藤町長(左)=提供

 湯河原町がこのほど、「第20回自治体国際交流表彰」で総務大臣賞を受賞した。タイ国内の複数自治体と高齢化対策に向けた交流を継続するなど、姉妹都市交流にとどまらない幅広い取り組みが評価された。

 同表彰は総務省と一般財団法人自治体国際化協会が主催し、全国の優れた国際交流活動をたたえるもの。総務大臣賞には全国から3自治体が選ばれた。

 湯河原町は、タイ国内のブンイトー市を含む39自治体と介護におけるガイドブックやマニュアルの作成、大学などのネットワーク化に向けた協力、互いの現地視察といった交流を続けていることが評価された。

 人口約2万2千人のうち65歳以上が約1万人を占める湯河原町と同様に、タイでも高齢化が進行する一方で介護施設や地域における受け入れ体制の整備が遅れていた。日本の複数自治体を視察したブンイトー市は、認知症の人が自立した生活を送れるように町が取り組む支援事業に注目。2018年に同市から「日本の優れた介護システムを学びたい」と要望があり、町での研修生受け入れが始まった。

 研修にはこれまで自治体幹部など200人以上が参加し、町内の施設を訪問して支援方法を学んでいる。以降国境を越えた訪問や交流を重ね、今では39自治体に拡大したほか、「認知症カフェ(認知症の人やその家族などの交流の場)」の仕組みが4自治体に導入されるなど「湯河原モデル」が波及している。

助け合う文化学ぶ

 表彰では、外部からの資金援助に頼らず現地の自治体が自立した運営を目指す仕組みも評価された。町側も役場や介護施設職員らが2025年に現地を訪問する中で、地域住民が無償で高齢者や介護者を支え合う文化を視察した。高齢者を地域で支え合う姿が、地域包括ケアのあり方を考える上でも参考になったという。

 5月29日に総務省で行われた表彰式に出席した内藤喜文町長は、「今後も互いの知見を生かしながら、地域福祉の向上と持続可能なまちづくりにつなげていきたい」と話した。

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