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公開日:2026.06.13
小田原市 ごみ収集 デジタルで効率化 データ基にルート作成
小田原市は、ごみ収集車両にデジタル技術を活用した運行管理システムを導入する。収集車の運行状況をリアルタイムで把握し、蓄積したデータを基に最適な収集ルートを作成。業務効率化により余剰となった車両を活用し、来年度からは高齢者や障害者を対象にした戸別収集業務を新たに始める。
市直営の収集業務では、14台の車両で約3300カ所、1ルートあたり200カ所ほどの集積所を回っている。職員は地図を見てルートを覚える必要があり、経験の浅い職員が急きょ運転を交代するなどの対応が難しいほか、ごみの量が多くなる年末年始には業務が長時間に及ぶといった課題があった。
システムは、車載のタブレット端末で収集状況や運行ルートをリアルタイムでモニタリング。市のホームページ上で情報提供を行うほか、収集ルートの効率化と業務の平準化を図る。各車両が担当ルート以外の収集の応援にあたるなど、状況に応じた柔軟な対応も期待できるという。
余剰車両で戸別収集
市によると、収集車の1日当たりの総走行距離は約1000キロメートルに上るが、ルートの効率化で1台分程度の走行距離を減らすことができるとしている。
余剰となった収集車を活用し、来年度からは新たな市民サービスとして高齢者と障害者向けの戸別収集業務を開始。担当課と協議して対象者の選定方法などを検討し、1日30件ほどの収集を目指す。
市環境事業センターの石塚正章所長は「職員の業務負担軽減だけでなく、ごみの取り残しを防ぐことや収集業務の短縮化によって市民の利便性向上にもつながる」と話している。
今年度は委託事業者を選定し、11月をめどにシステムの運用を開始。走行データを収集し、来年度から収集ルートの構築を進める。事業費は4年間で約2300万円。開会中の市議会6月定例会に、初年度の事業費として495万円を盛り込んだ一般会計補正予算を提出している。
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