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公開日:2026.07.04

シニアネットワークおだわら&あしがら クラフトビールで付加価値 規格外の湘南ゴールド使用

  • 試飲会に参加したSNOAメンバーら

    試飲会に参加したSNOAメンバーら

  • 完成したクラフトビール

    完成したクラフトビール

 市民団体「シニアネットワークおだわら&あしがら(SNOA)」(安藤和幸代表理事)が栽培する湘南ゴールドを使ったアップサイクルビールがこのほど完成した。規格外の果実に新たな付加価値を持たせ、生まれ変わらせる取り組みだ。

 SNOAは、セカンドライフを迎えたシニア世代の居場所や活動の場づくりを目的に活動している。その一つとして取り組んでいるのが、2016年に開始した「みかん農園プロジェクト」。小田原市早川地区の耕作放棄地を中心に再生し、青島みかんや湘南ゴールドなど、約15種を栽培している。

 課題となっていたのが、農薬を使わずに栽培するために生じる傷や形の不揃いなどの規格外品の活用法。これまでは福祉施設への進呈やメンバー内で消費するなどしていたが、「自然の恵みとして価値ある形で生かしたい」と、昨年から高橋尚之理事を中心に活用法を模索。その中でサンドイッチ用のパンから切り落とされる耳をモルトの一部に代替して醸造するクラフトビール醸造所「Better life with upcycle」((株)栄屋製パン運営・海老名市)とのコラボレーションが実現した。

 今回は県を代表するブランド果実「湘南ゴールド」を使用したクラフトビール(発泡酒)を「Oriental Citrus Ale」として商品化した。軽やかな飲み口で、果実だけでなく皮も使用。中国原産のスパイス・青花椒をアクセントに、清涼感ある香りが特徴という。パンの耳をモルトの10%に代替し、穀物とかんきつの両面からアップサイクルしている。

 6月には小田原市内でSNOA会員向けの試飲会を実施した。高橋理事は「皮の苦みとスパイスのパンチがあり好評だった」といい、「規格外品に付加価値を付けることでもう一度息を吹き返すことができる。小田原のかんきつを盛り上げるために、これからも活用法を考えていきたい」と話した。商品は6月初旬から販売を開始。同製造所公式ECサイト(https://upcycle-beer.com/)で購入できる。

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