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小田原・箱根・湯河原・真鶴 文化

公開日:2026.07.10

湯釜のしぶきで無病息災 箱根・宮城野で湯立獅子舞

  • 舞を披露する獅子舞(保存会提供)

    舞を披露する獅子舞(保存会提供)

 箱根町に江戸時代から伝わる「湯立獅子舞」が、宮城野諏訪神社(宮城野719)で7月15日(水)に行われる「天王祭」で披露される。

 湯立獅子舞は、湯立神楽と太神楽の要素を持った全国的にも珍しい民俗芸能で、箱根町の宮城野と仙石原、静岡県御殿場市のみで伝承されている。2022年に国指定重要無形民俗文化財に指定された。

 神事では、獅子頭を被った舞い手が大釜に沸き立つ熱湯に熊笹を束ねた湯たぶさを浸し、参拝者にしぶきを振りかけることで悪疫退散や無病息災、五穀豊穣を祈る。

 宮城野では地域住民による保存会が伝統を継承しており、舞の主役を務める大役(だいやく)の一人、中村柔登(よしと)さん(二ノ平)は「一つ一つの所作に心を込め、地域の皆さんの無病息災を願って奉納したい」と本番に向けて練習を重ねる。

 保存会会長の神戸信由さん(宮城野)は「宮城野の湯立獅子舞は、先人たちが約250年にわたり守り続けてきた地域の祈り。保存会は、その伝統を受け継ぐ『担い手』であると同時に、未来へつなぐ『橋渡し役』でもある。一舞一舞に祈りを込めて奉納し、この貴重な文化を次の世代へ受け継ぎたい」と話した。

 天王祭は午前11時30分、湯立の舞は午後1時30分から。(問)宮城野木賀観光協会【電話】0460・82・2220

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