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小田原・箱根・湯河原・真鶴 文化

公開日:2026.09.19

生涯現役 ステップ軽やか 社交ダンス 青春捧げ70年

  • 浅丘ダンス教室で取材に応じる瀬戸さんカメラを向けると自然とポーズが決まる

    浅丘ダンス教室で取材に応じる瀬戸さんカメラを向けると自然とポーズが決まる

  • 生涯現役 ステップ軽やか (写真2)

 すらりと伸びた姿勢に、艶やかな表情―。今年7月に93歳を迎えた瀬戸京子さん(山北町在住)は、現在も趣味の社交ダンスに熱中する”シニアダンサー”だ。「目標は100歳の記念に百寿のダンスパーティーを開くこと」と、なじみの教室で軽やかにステップを踏む。

 瀬戸さんは松田町で生まれ、小学生で太平洋戦争を経験。空襲の恐怖におびえながらサツマイモで飢えを凌ぐ日々の中、疎開してきたタカラジェンヌの子ども向け西洋舞踊教室でダンスを習うことが、何よりの楽しみとなった。終戦後は日本舞踊も習い始め、人気演目の「春雨」が十八番。「今でも踊れるわよ」と軽快な手振りを披露する。

 社交ダンスを始めたのは、夫と結婚した23歳の時。「2人でレッスンをして、東京のダンスパーティーにもよく行ったわね」。夜な夜なキャバレーやダンスホールに繰り出した日々を回想し、「夫と一緒に踊ったデモンストレーション(観客の前での披露)や『ダンスビュウ』(社交ダンスの専門誌)に載ったことは今でも良い思い出」と笑う。

 小田原市内の工場で定年まで勤めた後も、88歳までブティックで働き続けたという瀬戸さん。夫が他界して息子と2人で暮らす今も、家事や買い物を元気にこなす。人生の大半を捧げてきたダンスとの出会いが、人生の原動力。「生涯現役」をモットーに、ダンスとともに歩み続けるつもりだ。

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