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公開日:2026.09.19

市民会館跡地 計画見直し芝生広場に 「最低限の整備」で事業費10億円圧縮

  • 市民会館跡地(上)と芝生広場の整備イメージ

    市民会館跡地(上)と芝生広場の整備イメージ

 小田原市は9月7日、小田原市民会館跡地(本町)の整備方針について当初の計画案を大幅に見直し、芝生広場を中心とした「最低限の整備」にとどめる考えを市議会総務常任委員会で報告した。計画していた集客施設や遊具などの設置は見送り、事業費を10億9300万円から8700万円に圧縮する。

 昨年9月に策定した整備基本計画では、旧市民会館跡地周辺を一体的に整備し、「まちのリビング」をコンセプトに掲げてまちなかへの来訪や回遊促進につなげる空間を創出するとしていた。

 当初は会館跡地に芝生広場やインクルーシブ遊具、トイレや授乳室などの休憩スペースを設置し、お堀端通りに面する本町臨時駐車場には、イベント広場や民間提案による収益施設を整備する計画だった。しかし、市議会や跡地活用に向けたオープントライアル(試験的利用)の利用者などから寄せられた意見を踏まえ、方針を転換。庁内検討会議などで再検討を進めてきた。

 見直し案では、収益施設や休憩スペース、遊具などの設置を見送り、本町臨時駐車場は現状維持とした。意見の中で要望の多かった芝生広場を中心に、園路や植栽、水場、外灯、ベンチなどを配置。事業費は10億円以上圧縮し、単年度の管理運営費も当初の3600万円から500万円に抑える。

 市は寄せられた意見以外にも、隣接する民地の存在や埋蔵文化財への対応の可能性なども見直しの要因となったとしている。同常任委員会では、「当面の利用案」と市が説明する整備方針に対する事業費の妥当性や、KPI(重要業績評価指標)に基づく運営などを求める声が上がった。

 整備スケジュールは基本計画から変更せず、2028年度中の供用開始を目指すとしている。

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