今年2月から駅舎の建替え工事が進められているJR御殿場線「松田駅」北口の新駅舎のブルーシートがこのほどはがされ、新旧の松田駅が並んだ。
北口駅舎は1925(大正14)年に完成した木造建築で、建替えは駅舎の耐震化と駅利用者の安全向上を目的にJR東海が行っている。南口駅舎は2000年に耐震工事済みで、建替えの予定はない。
工事は2月下旬から5月にかけて現駅舎の旧店舗部分の撤去、6月頃から新しい駅舎の建設工事が始まった。駅の完成と供用開始は今年12月を予定している。
また16年1月から3月にかけて、残る待合室と駅務室部分の撤去工事が始まり、予定通り工事が進むと新旧の松田駅が並んで見られるのは来年1月の工事が始まるまでのわずか2カ月間となる。
現駅舎の床面積は店舗部分だったところを含め、291平方メートルの広さがあり、新駅舎はこの約半分の169平方メートルになる。
JR東海では「新駅舎の外観は松田山をイメージした。工事の進捗状況もおかげさまで順調」と話す。
御殿場線は当初東海道本線だったが、1934(昭和9)年12月に静岡県の熱海〜函南間を結ぶ丹波トンネルが開業、国府津から先は熱海を通って沼津へ結ばれることになり、国府津〜沼津間は現在の「御殿場線」と名付けられた。
現在ではJR東海が持つ新幹線以外の路線の中で、関東地方を走る唯一の在来路線として知られている。
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