足柄版 掲載号:2018年1月1日号
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松田町観光協会 規制緩和を先取り 増加の訪日外国人を「松田に、足柄平野に」 

経済

初回の座学の様子。左は講師の金子森さん =12月20日・松田町役場
初回の座学の様子。左は講師の金子森さん =12月20日・松田町役場
 1月4日の通訳ガイド自由化を前に松田町観光協会はこのほど、箱根町在住の通訳案内士でフリーガイドの金子森(しん)さん(37)を招き観光ガイド育成講座を開講した。2月22日まで全5回の講座と実技で活動の機運を高める。

 世界経済の成長により各国に富裕層が増加し、政府による観光ビザの条件緩和や日本への関心の高まりを受けて訪日外国人が急増している。2016年には過去最高の2400万人が訪日し消費額も4・7兆円にのぼった。2020年にはその数が4000万人、消費額も8兆円を超えるとの推計もある。

 箱根にも年間46万人の外国人が訪れ、100万人に迫る勢いがあるという。そうしたなか通訳案内士として観光ガイドで生計を立てる日本人も現れている。

ガイド養成

 松田町観光協会は12月20日、箱根町在住の金子さんを講師に招く連続講座を開講し、女性を中心に14人が参加した。

 箱根町生まれで留学経験を持つ金子さんは、英語力と箱根の知識を駆使して、ネットで依頼を受けた米国や英国、豪州の顧客を中心に1回4万円のガイド料で箱根を案内している。

 観光協会の北村和士さん(38)は「外国人向けの観光ガイドを本業にしている金子さんのような人がこの松田や足柄上地域に1人でも出てきてくれれば」とガイド養成のねらいを話す。

稼ぐ観光協会

 松田町観光協会はこれまで約40年間、任意団体として運営してきた組織を一般社団法人に移行し、町が進める国際交流事業や観光資源発掘、利活用、ブランディング、PR活動などを受託して収入とし、補助金に頼らない「稼げる観光協会」をめざす方針に舵を切る。

 法人化に向けた取り組みの目玉として今回の観光ガイド養成講座を企画し、昨年はほかにもアマチュアカメラマンによる「松田町観光協会写真部」も立ち上げ、町のふるさと納税代行事業にも参入した。

 今年1年、松田町観光協会の動きに注目したい。

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