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足柄 人物風土記

公開日:2022.02.19

開成町が制作を進める「子育て情報サイト」に参加した
高橋 美紀さん
開成町在住 36歳

当事者目線を大事に

 ○…こだわったのは当事者目線の使いやすさ。「スマホで検索する人が多いので、カテゴリー別にまとめて、スクロール数を少なくすること」。町が進める子育て情報サイトの制作に、町民ライターとして参加した。現在4歳の娘の子育て真っ最中。「多くの人に見て頂き、使いやすいと思ってもらえたら嬉しい」と優しい表情。

 ○…相模原市出身。大学を卒業後、小田原市内のホテルに就職。そこでベルスタッフや広報部門を担当した。2013年、結婚を機に退職し、開成町で暮らすことに。「子育てをするのに適した自然環境の良さ、そして町が発展する可能性へのワクワク感が気に入った」と振り返る。

 ○…当初は友人もなく孤独感も多かった。妊娠、出産に伴う不安を抱えていた時に助けになったのが町のホームページだった。自宅近所にママを支援する場所があることを知り、不安が解消されたという。一方、そこで感じたことは、「子育てに関する情報は充実しているけれど文字の羅列が多く欲しい情報が見つけにくい」。昨年、町が子育て情報サイトを作ることと、町民ライターを募集することを知り「自分は当事者でもある。その自分が感じたことや経験を大切にした」と思い参加した。

 ○…興味を抱いたことは躊躇なくチャレンジするタイプ。「『コレなんだろう』と思うと気になってしかたがない」と笑う。新しいサイトでは、町内にある病気の子どもを預かる保育所をレポートしている。「職員の顔や子どもへの対応方法、部屋の数など、『自分の子どを預けるとしたら』という視点で細かく取材をした」とにこやか。「今後も私で力になれるのであれば新しいことにチャレンジしたい」と目を輝かせた。

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