足柄 社会
公開日:2026.11.07
「地域区分」見直しで要望書 一燈会の山室理事長が開成町へ
町内40事業所を代表
開成町・中井町ほか県西地域を中心に介護や障害福祉サービス事業所等を運営する社会福祉法人一燈会の山室淳理事長が10月29日、開成町役場を訪れ、山神裕町長に「介護報酬等の地域区分見直しに関する要望書」を、町内40事業所の賛同署名とともに提出した。
介護報酬の地域区分は、地域間における人件費の差を勘案して、地域間の介護保険費用の配分を調整するための上乗せ割合のこと。国家公務員の地域手当などを参考に、市区町村単位で1級地〜7級地、その他の8段階(0%〜20%)に分けられている。
現状、足柄上地域の地域区分は大井町、松田町、開成町がその他(0%)で、南足柄市と山北町は7級地(3%)、中井町は6級地(6%)。周辺では平塚市、小田原市が5級地(10%)となっている。
山室理事長は、これらの地域は同じ生活圏であるにもかかわらず介護報酬等の単価には大きな差が生じ、人材確保や各事業所の運営に影響を与えていると説明。また昨今、物価高も重なり事業所閉鎖が増えていることにも触れ「サービスの質や利用者の利便性低下を招かないためにも、地域実態を踏まえた見直しを」と強く求めた。
これに対し山神町長は、今回寄せられた福祉事業者等の現状や危機意識は共有した上で、住民や自治体の財政負担の上昇なども考慮しなければならないとし「今後あるであろう、国等からのさまざまな具体的情報提供も踏まえ、きちんと検討させていただきます」と話した。
山室理事長は「一つの事業者ではなく、地域事業者の総意としての要望。引き続き、町や関係機関等へ地域の声を届けていきたい」と話した。
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