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公開日:2026.11.05
田中さん卓球で快挙 日本スポーツグランプリ受賞
八王子市卓球連盟の常任顧問を務める田中鍛(きたえ)さん(87)=人物風土記で紹介=が、(公財)日本スポーツ協会の「第21回日本スポーツグランプリ」を受賞した。数々の大会実績や長年にわたる卓球界への貢献などが評価されたもの。10月30日には、八王子市役所へ初宿和夫市長を表敬訪問。「受賞は名誉なこと。90歳になっても大会に出場し、優勝を目指したい」と今後の抱負を語った。
同賞は、長年にわたりスポーツで優れた実績を残した中高年齢層の愛好者やグループを顕彰する制度。競技成績にとどまらず、生涯にわたるスポーツ活動や競技普及への貢献も評価の対象となる。21回目となる今年は、全国から個人13人とペア1組、計15人が選ばれた。
元実業団の選手
田中さんは87歳を迎えた今も第一線で大会に出場し、シニア卓球界のレジェンドとして活躍を続けている。鳥取県出身で、13歳で卓球を始めた。高校時代には鳥取県王者になるほどの実力をつけ、社会人となってからは実業団選手として活躍。27歳の時には「中国地方実業団選手権大会」の個人戦で準優勝を果たした。
その後も全国レベルの大会で高い実績を収め続け、直近では、2023年度の全日本卓球選手権大会(マスターズの部)の「男子ハイエイティ(85歳以上)」の部で優勝したほか、25年大会でも同部門でベスト8(7位)に。さらに「TOKYO OPEN 東京卓球選手権大会」の「ローエイティ(80歳以上)」の部から「ハイエイティ(85歳以上)」の部にかけて連覇を重ね、今年開催された第78回大会で4連覇という圧倒的な記録を打ち立てている。
選手活動の傍ら、八王子市卓球連盟の会長を務めた後、約15年前から常任顧問に就任。長年培った知見を生かして地域卓球界の発展を支え、大会運営や次世代の育成環境づくりなどに尽力してきた。また、創立48年を数える「西東京クラブ」の会長でもある。
「仲間の代表として」
30日に行われた市長表敬には、田中さんと白栁和義同連盟会長が同席。白栁会長は市や都の推薦を受けて受賞に至った経緯を報告し、「八王子では2人目の受賞だと聞いている」と喜びを伝えた。初宿市長からは「素晴らしい大会実績はもちろん、これほど長く競技を続けられていることに深く敬意を表したい」と称えた。田中さんは「卓球仲間の代表として自分がいただいたようなもの」と謙遜に語りつつ、今後の目標について「90歳になっても東京卓球選手権大会(90歳代の部)で優勝したい」と晴れやかな笑顔を見せた。
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