秦野市議会は、議会の活性化と機能の強化、適正な議員の定数などについて検討する「議会活性化特別委員会」を設置する議提議案を、現在開会中の9月議会に提出、全員賛成で可決し、同委員会が設置された。委員長には高橋文雄氏(緑水クラブ)が選任された。
議員定数の削減に意
同委員会は9月22日に議提議案が提出され、設置された。高橋文雄氏、横溝泰世氏、吉村慶一氏、風間正子氏、木村眞澄氏、大野祐司氏、小菅基司氏、今井実氏、露木順三氏、古木勝久氏、山下博己氏、八尋伸二氏の12人で構成されている。9月28日に開催された設置後初めての同委員会で、委員の互選により、高橋文雄氏が委員長に、今井実氏が副委員長にそれぞれ選任された。高橋委員長は「議員定数や議員報酬、議会報告会など課題は多いが、優先順位をつけ、後戻りすることなく、着実に取り組んでいきたい。中でも議員定数に関しては早急に検討し、1年ほどで結論を出したい」と決意を語った。
市民も高い関心
秦野市議会では平成22年に市民から提出された議員定数削減の陳情を、今年3月議会で賛成多数で採択した。この陳情を受け6月議会で、一部の議員から8月の改選前に議員定数を2人削減する議提議案が提出されたが否決された。一方同時に提出された議提議案「議会活性化の一層の推進及び議員定数の検討に関する決議」を賛成多数で可決した。
この決議では、6月議会で成立した秦野市議会基本条例の基本理念に立ち、市民にとって最適な議会の在り方と構成人員について特別委員会を設置し、調査・検討を開始するとしていた。さらに「市議会改選後、最短の期間において議員定数の結論を導き出す」と記されており、市民の間から「いつ頃に、どのような結論を出すのか」に注目が集まっている。同委員会は11月16日に初めて本格的に委員会を開催し、議員定数ほかの課題について、検討を始めるという。
その他の議会改革も推進
秦野市議会では、平成21年に、当時の議員の任期満了日を期限として、議会活性化特別委員会を設置、同委員会が中心となり、議会の活性化や改革に取り組んできた。
今年6月議会では、議会の基本理念や議員の活動原則などを定めた「秦野市議会基本条例」を制定。この条例をもとに、市民に開かれた議会を目指し、自らの改革に積極的に取り組むとしている。
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