新町在住 川口浩太さんに大臣表彰 食品衛生の向上に功績
川口浩太さん(70・新町在住、(有)川口 手打そば砂場代表取締役社長)が昨年10月、厚生労働大臣表彰を受賞した。秦野商工会議所で本日2月6日、受賞祝賀会が開かれる。
この表彰は、食品衛生の普及向上などに特に顕著な功績があった人などを対象にしている。
川口さんは、飲食店を経営し多忙な日々を過ごすかたわら、秦野伊勢原食品衛生協会の活動にも携わり、2009年から会長を務めている。
同協会では、会員の約1000店舗に食の安全性向上を図る各種指導を行っているほか、市民向けに食中毒予防の啓発キャンペーンなどを実施している。
川口さんは「これまでを振り返っても、表彰に値するような貢献は思い当たらない」と謙遜しながら、「自分に与えられた仕事は精一杯やってこられたのでは。これまで支えてくれた多くの方々や家族に感謝したい」と笑顔を見せた。
受賞祝賀会は、同飲食店組合副組合長が発起人代表で、古谷義幸市長や関係者、友人など100人以上を招いて開かれる予定だ。
名店で修行
川口さんは1944年、愛知県田原市の生まれ。中学卒業とともに単身上京。藪、更科とならび「江戸そば御三家」といわれる砂場のひとつ「神田砂場」で修行を積んだ。
1971年に相模原市で「そば処砂場」を開業。より大きな事業展開を目指し、1978年に現地に「手打そば砂場」として移転し、名店仕込みの味で多くのそば好きをうならせてきた。後進の指導にも尽力し、のれん分けした店舗は静岡、山梨など5店舗になる。
2005年からは、秦野飲食店組合組合長も務めている。
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