秦野警察署(村松康夫署長)管内の交通事故による昨年の年間死亡者数が9年ぶりにゼロとなった。これは2005年以来の達成となる。
神奈川県は交通事故死の発生件数が全国で愛知県に次いでワースト2位。秦野署管内でも、2005年にゼロとなって以来、毎年交通事故死が発生していた。特に、2013年は10月から12月にかけて交通事故が立て続けに起こり、死亡者数も5人となったという。
そこで昨年は交通事故撲滅に向けて、キャンペーンを積極的に展開。秦野市交通安全協会などの関係団体も協力し、街頭指導などを実施してきた。事故が増加する年末にかけては、追突や巻き込み事故が多く、市内の路線別事故発生率では24・5%を占める国道246号線で、白バイやパトカーによる警戒や取り締まりを行った。また、次いで事故の多い県道62号(平塚秦野線)は重点路線として速度取り締まりを実施したという。この結果、昨年は交通事故発生件数も416件と近年では最も少なく、死亡者数もゼロとなった。
高齢者の事故3割
「秦野市は県下でも小田原、大磯に次いで高齢者が関係する事故が多い」と阿部正彦交通課長は話す。高齢者が関係する事故の割合は昨年で36・3%(151件)。以前は被害者となるケースが多かったが、近年では加害者となる場合も増加している。秦野署では秦野市交通安全対策協議会を通して、自治会や老人会などで交通安全教育を行い、高齢者の意識向上を呼び掛けているという。
阿部課長は「昨年の交通事故死ゼロが達成できたのは、関係団体や民間の方の協力のおかげ。根強い活動を継続していけば、死亡事故もなくなると思う。一件でも事故を減らせるよう、警察署も今後も速度などを重点に取り締まりを行っていきます」と話した。
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