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秦野 社会

公開日:2021.12.03

犯罪に強いまちづくり、交通死亡事故ゼロめざして
竹田茂署長インタビュー

  • 記者の質問に答える竹田署長

    記者の質問に答える竹田署長

 2021年も残り1カ月を切り、神奈川県警では年末年始特別警戒を実施している。今年、秦野市で発生した事件や事故の傾向を振り返るとともに、年末年始に向けての防犯や交通事故防止などについて秦野警察署の竹田茂署長に聞いた。

―まず、秦野署での防犯などに対する取り組みについて教えてください。

 昨年9月に署長に着任以来「犯罪に強いまちづくり」「交通死亡事故の防止」を重点に取り組んできました。コロナ禍の中、市民と署員双方の安全安心を図るため感染症対策に努めながら、大きなキャンペーン等ができない中でも制服警察官が歩いて巡回し、ポスティングチラシなどで市民に注意喚起を呼び掛けるといった活動を実施しています。

―特殊詐欺の発生状況はどうでしょうか。

 10月末時点での認知件数は15件で昨年比3件減となっていますが、被害総額は約1億円と増額してしまいました。高額被害の一つは「携帯電話がハッキングされ、あなたからウイルスが広まったので補償しなければならない」と犯人に言われ支払ってしまったという架空請求詐欺です。また、今年は還付金詐欺も増加傾向にあります。

―対策方法はありますか。

 まずは本人が詐欺に「気づく」こと、そして気づいたときに相談できる人がいることです。「気づく」ためには犯罪の手口を知ることが重要となります。金融機関のポスターやチラシ、先ほど述べた警察からのチラシ等で事例紹介をしていますので、ぜひ情報収集をしてほしい。あわせて、コンビニや金融機関で電話をしながらATM等を操作している高齢者がいたら、勇気を出して声をかけていただきたい。みんなで犯罪を止められる環境づくりをしていきましょう。

 また、犯人を作らないことも重要。「簡単に稼げる仕事」に応募したら、詐欺のお金を受け取る”受け子”として犯罪の片棒を担ぐことになったという例もあります。自分だけでなく家族や友人などにも目を配ってほしいですね。

―交通事故の発生件数はどうでしょうか。

 人身事故の発生件数は10月末時点で228件、負傷者は268人と昨年と比べ減少傾向にはあります。しかし、今年は死者が3人という痛ましい事故が発生してしまいました。うち2件は高齢者が関係する交通事故です。

 秦野市には国道246号があり、スピードが出るため重大な事故につながりやすいですが、実は交通事故のおよそ半数が県道を含む道幅が広くない道路で発生しています。時間帯別では14時から16時が最も多く、視界が悪くなる16時から18時と合わせて約3割を占めます。また、65歳以上の高齢者が関連する事故が37・3%、二輪車が関係する事故も32・9%と多い。

 秦野署では二輪車に向けた事故防止啓発や講習会、マナー啓発などを実施しています。高齢者に関しては、ドライバーには運転講習や免許返納等の推進を実施すると共に、事故に巻き込まれないよう高齢者の靴に反射材を貼っていただくことも推奨しています。

―最後に、市民へコメントをお願いします。

 今年は山での事故も増加しました。登山シーズンは過ぎましたが、登山者には天候等の情報収集と事前準備を怠ることなく、また登山カードを提出するようお願いします。

 年末年始に向け、1件でも犯罪、交通事故を減らすため署員一丸となって取り組みます。気になることがあればパトロール中の警察官に気軽に声をかけていただき、ご相談ください。

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