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秦野 トップニュース社会

公開日:2022.05.27

入念な準備で遭難防止
体力に合わせ登山計画を

  • 大倉尾根を歩く登山者

 登山シーズンを迎え、今年も丹沢の山々には多くの登山客が訪れている。しかし毎年遭難事故も発生しており、準備を万全にした上で、体力に応じた登山が求められている。

 秦野警察署の管内で2021年に28件(31人)のの遭難が発生。2人が死亡している。道迷いが多く、年齢的には高齢者の割合が高いという。コロナウイルス感染症の影響で、あまり体を動かすことができず体力が衰えていた人が、足が攣ったり、途中で疲労により動けなくなるケースも。また地図を持たず入山し、自分の居場所が分からなくなったり、ヘッドライトを持たず途中で日が落ちて動けなくなるなど、装備不足の登山者の姿も見られる。秦野警察署では「雨具を含め必要な装備を携行し、自身の体力を見極め体調と相談し、無理のない計画を立てて欲しい」と呼びかける。

 万一遭難した場合、捜索の手掛かりになるのが「登山届」だ。神奈川県議会では神倉寛明県議が3月の議会でGPS登山アプリの活用について質問。4月に神奈川県警と登山アプリ「YAMAP」を運営する株式会社ヤマップとの間で協定が締結され、YAMAPで登山計画を作成し提出すれば、県警への正式な「登山届」として受理されることになった。

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