秦野 経済
公開日:2023.03.03
秦野商議所観光飲食部会
ジビエの可能性を学ぶ
飲食店ら対象にセミナー
秦野商工会議所観光飲食部会(秋山純夫部会長)主催の「2022年度秦野産ジビエと地場野菜とのコラボメニューを提案する食のセミナー&試食会」が2月22日、秦野市表丹沢野外活動センターで行われた。
これは秦野市における新たな特産品の開発や鳥獣被害対策などを目的に、ジビエの普及と振興をはかるきっかけとするために開催されたもの。講師に一般社団法人日本ジビエ振興協会代表理事で、自ら長野県でジビエを使った料理を提供する人気レストランのオーナーシェフ、藤木徳彦さんを招いた。
この日は高橋昌和秦野市長や宮永均秦野市農業協同組合代表理事組合長、市川和雄一般社団法人秦野市観光協会代表理事などを始め、16店舗のジビエに関心を持つ市内の飲食店関係者、精肉卸や精肉店関係者らが参加した。高橋市長は「ジビエは表丹沢の魅力UPにつながるものと期待している」と話した。また秦野商工会議所の佐野友保会頭は「新東名の全線開通を機に、ジビエという新たな切り口の食文化が発信できれば」と意欲を話した。
ジビエを取り巻く状況や制度について解説
講師を務めた藤木さんは東京から近く、自然豊かな秦野は、魅力のあるまちと指摘。飲食店の経営者らを前に「ジビエはまず美味しくなければだめ。その上安心安全に口にしていただくため様々なルールがある」と話し、映像を使ってジビエの魅力と利活用の状況などについて説明。2018年に農林水産省が制定した国産ジビエの認証制度や大手外食チェーンや社員食堂、学校給食などで活用された例などを報告した。
切り分けデモと試食に舌鼓
また会場には鹿の枝肉(頭部、尾、四肢端などを切取り、皮や内臓がない状態)が用意され、藤木さんによる部位分けのデモンストレーションが行われた。藤木さんはロース、外もも、内ももなど切り分けながら「野生の動物なので、家畜と違い一頭からとれる肉の量は限られる。さらに細かく切り分けられた状態の肉を仕入れようとすると、どうしても高価になる。知識を身に付け、自身で切り分けられるようになればある程度価格も抑えられる」などと指摘した。
その後会場には藤木さんが手掛けた秦野産ジビエと地場産野菜を素材とした料理5品が用意された。鹿ロースのポワレや鹿モモ肉スライスと葉にんにくのすき煮、鹿ミンチのミートソースなどの料理を試食した参加者からは「臭みなどもまったくなくとても美味しい」などといった感想が聞かれた。
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