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公開日:2023.10.06
菩提買物支援隊
内閣府の「社会参加事例」に
高齢者支援で受章
生き生きとした生活を送り、積極的に地域で社会参加活動に取り組む高齢者団体を内閣府が選び表章する「エイジレス・ライフ社会参加活動事例」の選考結果がこのほど発表された。秦野市からは、市の推薦を受けた「菩提買物支援隊」(浅見一成代表)が選ばれ、書状と記念品が贈呈された。
エイジレス・ライフとは、年齢にとらわれず自らの責任と能力において自由で生き生きとした生活を送ること。内閣府は高齢期を新しい価値観で取り組む団体等に対して「社会参加章」を章する書状と記念品の楯を贈り、好事例として全国に共有している。秦野市では、2020年度に「広畑ふれあいプラザいきがい型デイサービス月・水・木・金曜班」が、21年度には「保健福祉センターいきがい型デイサービス水曜班」が受章している。
今年度は全国で42団体が「エイジレス・ライフ社会参加活動事例」に選出。秦野市からは、内閣府が定めている条件に当てはまるボランティア団体として市が推薦した「菩提買物支援隊」が選ばれた。
この結果を受け、浅見代表とボランティアメンバーらが9月29日、高橋昌和市長に受章の喜びを報告。浅見代表は「メンバーが2年間取り組んでくれた成果です。少し照れくさいですね」と笑顔を見せた。高橋市長は「日々の生活を支える大切な活動。地域の皆さんが動かないと続かない取り組みですので、内閣府から受章されたことを誇りに思います」と話した。
地域の社会貢献に
「菩提買物支援隊」は毎週木曜日、運転免許証の返納や身体的な問題により、日々の買い物が困難な高齢者の自宅からスーパーまでの送迎を行っている。利用者は運賃などの負担がなく、自分自身で商品を選んで買うことができるため、思い思いに買い物を楽しむことができる。また、高齢者の生活に潤いを与えるだけでなく、利用者の見守りやコミュニティー強化にもつながっているという。
同団体は約7年前、(福)かしの木会(くず葉学園)の園長が地域の人や市役所に「空いている車両を地域貢献に役立てたい」と相談したことをきっかけに発足。「玄関先まで車で迎えに行く」をコンセプトに、21年10月から活動が開始された。現在活動しているメンバーは12人。浅見代表は「メンバーは自発的に参加してくれていて、やる気に満ち溢れています。今の状況をブラッシュアップして、今後も続けていきたい。さらに利用者が増えてくれれば」と意気込む。
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