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秦野 人物風土記

公開日:2024.04.12

4月1日付で秦野赤十字病院の院長に就任した
瀧沢 利一さん
今泉台在住 61歳

「地域の中核病院の役目を」

 ○…秦野赤十字病院で18年に渡り、腎臓内科医として腎疾患の治療や透析療法にあたってきた。「私も市民なので愛着がある」という同院で、これからは院長として舵を取る。血管造影室の増設やロボット手術導入など施設拡充を通して「安全で高度な医療」を提供すると共に、スタッフにとっても満足度の高い職場作りに意欲を燃やす。

 ○…東京都出身。医師を目指した理由は「ネクタイを締める職業は無理だな、と思って」と冗談交じりに話す。横浜市立大学医学部を卒業後、研修医として勤務した際に「透析療法で患者が急激に良くなるのを見るのが嬉しくて、腎臓内科医になろうと決めました」。小田原市立病院などでの勤務を経て、秦野赤十字病院の腎臓内科部長に就任したのは2006年。「秦野赤十字病院に来て、災害医療の研修を受けられたのは良い経験」と話す。東日本大震災時には日赤救護班の一員として石巻赤十字病院で支援等も行った。「今後も災害医療を継続したいし、ここにいるからには医療スタッフにも興味を持ってほしい」と話す。

 ○…好きな食べ物は「甘いもの」というが、「実はチョコレートを食べすぎて体調を崩したことがあります」と苦笑い。昔から自転車に乗り続けていて、院長になった今も通勤の相棒は自転車だ。趣味は音楽。50歳からピアノも習い始めた。「歳をとると新しいことを吸収できないと思いがちですが、まだまだ私も可能性があるなと感じます」とにっこり。

 ○…スタッフに求めることは「患者さんを身内だと思って、正しく、希望に沿う治療を行うこと」。地元の医療機関と連携を取りながら「地域の中核病院として急性期の疾患をしっかり見られる体制づくりをしていきたい」と抱負を語った。

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