戻る

秦野 人物風土記

公開日:2024.04.19

4月1日に秦野駅駅長に就任した
栗林 範之さん
曽屋在住 55歳

恩返しも学びも進行中

 ○…「生まれも育ちも秦野市。驚きはしましたが、地域と連携する駅にするのが自分の役目なんだと思います」。4月1日に新駅長となり、鶴巻温泉駅から新松田駅までのスタッフをまとめている。「自分を育ててくれた小田急と秦野市に恩返しがしたい」と笑顔を浮かべる。

 ○…秦野高校を卒業後、小田急電鉄に入社。運転士や手動で信号機を操作してダイヤが元に戻るよう尽力する「信号扱者」、運輸司令業務、副駅長などを経験してきた。その中でも「大変だった」と語るのは、2015年から約3年半携わった列車運行図表を作る「ダイヤ担当」。当時、上下線を各2本ずつ合計4本の線路にする「複々線化事業」が行われていたため、ゼロベースからダイヤを作り直したという。「社を挙げての事業でもありやりきれるのか不安でした」。新ダイヤでの運行初日はドキドキだったというが「滞りなく動いて感動しました」と笑顔。

 ○…趣味はロードバイク。運動不足と感じたことをきっかけに始め、約10年ほど続けているという。富士山を一周したり、伊豆半島に行くことも。ヤビツ峠は「通算300本ぐらいは走っていますね」。家に帰って風呂に入り、その後ビールを飲むのも醍醐味の一つなのだとか。

 ○…現在、大学の通信課程で講義を受けている。コロナ禍でオンライン授業を受けていた娘を見て「これは面白い」と思ったのがきっかけに。「勉強したいなと考えていましたし、オンラインであれば仕事をしながら通えますしね」。自分で計画を立てていくため大変ではあるが、「新鮮で面白い」と話す。「働きながらでも学ぶことができる、というお手本になりたい」と意気込みを語る。

ピックアップ

すべて見る

意見広告・議会報告

すべて見る

秦野 人物風土記の新着記事

秦野 人物風土記の記事を検索

コラム

コラム一覧

求人特集

  • LINE
  • X
  • Facebook
  • youtube
  • RSS