秦野 人物風土記
公開日:2024.05.17
3月19日付で秦野警察署長に就任した
古山 秀和さん
秦野市在住 56歳
「職場は明るく、前向きに」
○…就任にあたり、署員に伝えたことは「職場は明るく、仕事は前向きに」という言葉。明るい雰囲気の職場は「コミュニケーションもしっかり取れ、協力して物事を乗り切れる」。また仕事に前向きであれば、「納得のできる結果を出せる」という。今回初めて署長職に就任し「責任の重さを実感している」と話すが、市民からの期待に応えるべく邁進する。
○…横須賀市出身。「人の役に立っていると思える仕事に就きたい」と高校卒業後に警察の道へ。磯子警察署での交番勤務から始まり、前職は神奈川県警の自動車警ら隊隊長を務めていた。これまでの警察人生の中で印象に残っているのは、阪神・淡路大震災での救護救援活動。災害現場を目の当たりにしたことは大きな経験であり「こういう時こそ、総力を挙げて仕事をするのが警察だと感じた」という。
○…趣味はスポーツ観戦。横浜勤務も多かったため、サッカーはマリノス、野球はベイスターズの試合を見に行っていたそう。好きな食べ物は肉。生ものは少し苦手なのだとか。年下、特に若手に好かれることも多いようで、自然体で気取らない雰囲気が印象的だ。
○…これまで県西部には馴染みがなく、秦野の印象を「富士山の眺望や丹沢の山並み、趣のある水無川沿いなど、とにかく景色がいい」と話す。しかし山がこれほど近いことは就任後初めて知ったそうで、秦野署の山岳遭難救助隊について「多い時は下山後にすぐにまた救助へ行き、夜まで活動をしている」。その力強さに尊敬の念を抱いたという。「皆から『秦野は良いところでしょう?』と聞かれる。それほど市民が誇りに思っている街だということです」とニコリ。「市民が安全に暮らせるよう努めたい」と力強く語った。
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