早稲田大学校友会・秦野稲門会会長に就任した 杉本 榮次さん 北矢名在住 79歳
秦野でつながる”稲”の実り
○…市内在住・在勤など、秦野に縁のある早稲田大学の卒業生約70人の会員が集う稲門会(とうもんかい)。各同好会や新年会・花見の会などで親睦を深め、他地域の会とも行事を通じ交流する。来年20周年を迎えるが、神奈川県下14の稲門会の中で最も若い組織だ。「20周年式典の準備とともに、ホームページの再構築など会を活性化させる取り組みに力を入れたい」と意気込む。
○…大阪府出身。小・中・高、予備校まで大阪で過ごし、1968年に早稲田大学第一理工学部(当時)に入学。女優・吉永小百合さんと在学期間が重なり、当時校内で見かけたこともあるという。「テレビで活躍する彼女を見るたび、学生時代を思い出していますよ」と懐かしむ。卒業後、72年に現・アンリツ株式会社に入社し厚木市の寮へ。結婚を機に秦野に越してきた。
○…「仕事人間だったから、家のことを任せっきりだった妻には頭が上がらない」と振り返る。会社に命じられ、ロンドン大学で大学院生および研究助手として派遣を経験。秦野稲門会設立時の2005年には、同社の製造子会社での勤務で福島にいたという。それでも、「秦野の自宅に戻ってからはぜひ活動したい」と設立当初からのメンバーになった。転勤を経験しながらも、母校と秦野への愛情は人一倍だ。
○…稲門会に入り、様々な経歴を持つ人と秦野の地で知り合えたことが何よりの財産だという。「前会長をはじめ、バイタリティのある方ばかり。いつも勉強させてもらっています」と微笑む。「敷居の高い団体じゃないので、気軽に入れるような仕組みづくりとPRをしていけたら」。母校と秦野という2つの縁でつながった仲間たちとともにこれからも地域を盛りげていく。
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