5月29日付で公益社団法人秦野市シルバー人材センターの理事長に就任した 長村 公一さん 戸川在住 73歳
会員が楽しめる受け皿に
○…秦野市シルバー人材センターは高年齢者が働くことを通じて生きがいを得るとともに、地域社会の活性化に貢献する組織。6月末時点で市内の60歳以上760人が加入し、一般家庭・企業・公共機関等から請け負った仕事やボランティア活動など、多岐にわたって活躍している。「みなさん、楽しんで活動していますよ」とほほ笑む。
○…働いているときは同じ会社の人としか交流がなかったため「地域の人と関わりを持ちたい」と思い、2014年に入会。商工会議所の夜間管理を5年間行い、現在ははだのこども館の夜間管理に携わっている。仕事を通じて会員だけでなく、利用者や職員とも知り合いになったという。「つながりが広がりましたし、生きがいにもなっています。当センターで働く魅力ですね」
○…大分県生まれ。日立製作所に就職し、横浜で2年間働いた後、秦野に転勤となった。「地元と秦野は似ているので住みやすいです」。体を動かすことが好きで、趣味は15年間続けているウオーキング。「自身の健康のために継続しています」と語る。自宅から戸川公園までほぼ毎朝歩いており、「目標は1年間で1500Km歩くことで、15年間変わらなかったです。戸川公園の周辺は風光明媚でいいですね」とニコリ。
○…来年から65歳までの継続雇用制度が義務化されることを受け、入会者の減少が課題に。「いいことではあるが、会社と自身のニーズが合わない場合もある」と話す。さらに、物価高騰により年金だけでは生活が苦しくなるという現状も。「仕事と健康、収入というワークライフバランスを考えてみてほしい」と述べる。「そのためにも魅力があり、入会者の受け皿となって会員が楽しめる組織にしたい」
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