令和6年度神奈川県県民功労者表彰を受けた 中志(なかし) 陽一さん 北矢名在住 71歳
地域を見守るパイプ役
○...「賞自体を知らなかったので、驚きましたし戸惑いました」。公共の福祉に貢献し、その業績が特に優れた人々を広く顕彰することを目的とした神奈川県県民功労者表彰。民生委員児童委員として多年にわたり地域福祉活動に尽力した功績が評価され、受賞に至った。「仲間たちにおめでとう、と声をかけてもらいましたし、お祝いとして飲む機会ができて嬉しいですね」とニコリ。
○...50歳の頃、推薦を受けて援助を必要とする高齢者や子育てをしている家庭の相談に乗り、行政とのパイプ役として活動する民生委員児童委員になった。北矢名南部にある50世帯ほどの高齢者宅を定期的に訪問しているが、歓迎されることもあれば嫌がられることもあるという。「仕事と両立して行っていたため、最初の頃は大変でした」と振り返る。しかし、「困っている人の問題が解決した時にありがとうと感謝されると嬉しいです」とはにかむ。58歳からは大根地区民生委員児童委員協議会の会長も務めている。「長く続けられているのは、素晴らしい仲間のおかげですね」
○...現在、熱中していることは太鼓。50歳の時、たばこ祭に出場していた阿波踊りの「秦野秦水連(しんすいれん)」で太鼓を叩く人を見て「かっこいい」と憧れを持った。その場で声をかけて入会し、しばらくは踊り手として参加。念願が叶い、2年前から太鼓を叩いているという。「夢中になって取り組んでいますよ」とほほ笑む。
○...今後の目標は、若い人にも活動に参加してもらうこと。「様々な人と出会うことができるので、自分の生き方の良い道標になりますよ」と声を弾ませる。来年行われる改選に向けて「関心がある人がいれば、まずはやってみてもらいたい」と力強く話す。
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