秦野市平沢在住の今井しょうこさん(51)が、コミックエッセイ『変わる縄文 遺跡発掘作業員のわたしが追いかけた一万年』を、KADOKAWAからこのほど出版した。
4人の子の母であり、遺跡発掘調査の事務所に勤める今井さん。出版社からの提案で縄文をテーマに執筆したもので、『マンガでわかる考古遺跡発掘ワーク・マニュアル』『マンガでめぐる考古遺跡・博物館』に続く第3弾となる。衣食住を中心に、縄文時代の暮らしなどについてマンガでわかりやすく掘り下げたほか、縄文人の装いや竪穴式住居の図解、縄文の土器や土偶を展示している博物館を紹介するコラムなども掲載している。
2年かけ取材
本を書くにあたり今井さんが遺跡発掘事務所で働く中で蓄積した14年間の知識に加え、2年間かけて博物館などに取材を行った。伊勢原市教育委員会職員に聞いた大山の話も盛り込まれている。
「縄文時代は自然と共生し、戦争もなく1万年以上続いた平和な時代と言われていますが、『本当かな?』という切り口から入った」という今井さん。当時、生きるのがどれだけ大変だったかを「大人も楽しめるマンガ」に仕立てている。
同書は伊勢原書店や未来屋書店など市内書店ほか、アマゾンで購入可能。また、1月19日(日)には小田原市南町の書店「南十字」でトークイベントも予定されている。
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