横浜商科大学=東寺尾=の津野崎秀哉さん(4年)と菊池元貴さん(2年)が、このほど東京都内で開かれた関東学生剣道選手権でのトーナメント戦を勝ち抜き、全日本選手権への初出場を決めた。同大の全日本出場は10年ぶりという。
関東選手権は、関東圏の大学学生が出場し、トーナメント形式で対戦。4回戦まで勝ち上がるか、その後の敗者復活戦で勝ち残れば全日本への出場権を与えられる。全国でも関東のレベルは高く、強豪が顔をそろえる大会だ。
過去の悔しさ晴らす
2人は同大剣道部に所属。関東選手権には1年から毎年出場してきたが、1、2回戦での敗退を繰り返してきた。今大会の勝因の一つは、大会にかける思いだったという。
両親の影響で小学5年生から剣道を始め、潮田中学剣道部を経て、同大で実力をつけてきた津野崎さん。入学時から全日本出場を目標としていただけに、「集大成」の大会にしたかったという。結果、敗者復活戦で勝利。一本を決めた瞬間は、「無意識に体が動いてとれた。練習の成果だと思う」と話す。
「今年がダメなら来年も全日本はダメ」という覚悟で臨んだという菊池さん。トーナメントの全4試合、敗者復活戦の全3試合を戦い、最終戦で勝利するまでは、体力と気力の勝負だった。最後は「手に力が入らない」というギリギリまで追い詰められながらも、力を振り絞った。
出場を決めた全日本学生剣道選手権大会は、7月23日に大阪で開かれる。本番に向け、新技などの練習を強化しているという2人。「できる限りの力を尽くしたい」と意気込んでいる。
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