市政報告 市会本会議で一般質問 日本共産党 横浜市会議員 宇佐美さやか
日本共産党市議団は11月に熊本地震の被災地を視察し、発災後の避難生活の質の向上が大切だと痛感しました。避難所での温かい食事の提供こそ、肉体的にも精神的にも元気に過ごすことができ、関連死を防ぐことにつながるという観点から、炊き出し体制の充実が重要と考えます。
そこで私は、12月9日にあった第4回市会定例会本会議の一般質問で、避難所となる小学校には給食室に、中学校では家庭科室に都市ガスからプロパンガスへのガス変換機を整備することを提案しました。
原発避難児童に心寄せる教育へ
原発避難児童へのいじめ問題では、横浜市教育委員会の対応の遅さと、教育長の任命権者である林文子市長の責任を追及しました。
現在中学1年の男子生徒は、転入してきた小学2年の時から「ばいきんあつかいされ」、5年生になってから「賠償金があるだろ」と金銭を要求されたと手記につづっています。教育委員会は、こうした保護者からの訴えを実質1年7か月という長期にわたり放置していました。
私は「教育委員会には原発避難者に寄り添う気持ちが欠如している」と教育長の対応を批判し、教育長の任命権者である市長の考えを質しました。
林市長は「大変に、私自身も反省をしております。任命権者として教育長には第三者委員会からの指摘を誠実に受け止め、今回の事案の検証と再発防止の検討を着実に進めるよう指示した」と答弁しました。岡田優子教育長は「十分な対応ができなかったことについては大変申し訳ない、しっかり検証し再発防止に生かしていかなければならない」と述べました。
国際平和の推進役を
平和首長会議の一員である林市長の平和事業への取り組みについても質問しました。11月に開催された第6回平和首長会議総会では「被爆者国際署名に賛同・協力する」とした総括文書が採択されました。市長自ら署名し、市のホームページで市民に署名への協力を求めることを要望しました。さらに、来年の平和首長会議には、職員ではなく、市長本人が出席するよう求めました。
林市長は「平和首長会議の参加については調整中」と答弁しました。国際都市横浜に相応しい、平和事業の推進役を務めるように、今後も要望してまいります。今年も横浜市政が「市民が主人公の市政」となるよう、頑張ってまいります。
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