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公開日:2013.02.14

牧野でメガソーラー計画
民主導で2千世帯分発電

  • 左から鈴木代表、林代表理事、松田代表

 区内牧野で大型太陽光発電(メガソーラー)施設の建設が進められている。手掛けるのは、土木工事業(有)松田興業(稲城市・松田和夫代表取締役)、電気整備工事業者(株)イスズ(川崎市・鈴木和彦代表)、特定非営利活動法人eデザイン(同・林徳代表理事)の3者。今年4月下旬には完成、稼働する予定で、年間100万kwの発電量が見込まれる。民間企業が主体となって、メガソーラー施設を建設するケースは全国でも珍しいという。



 メガソーラー施設の建設が進められている場所は、牧野の国道518号線牧馬峠の頂上付近。(有)松田興業が所有する約3000平方メートルの土地だ。そこに(株)イスズが建設、NPO法人eデザインが運営を行う。3者によると、そのうち約1000平方メートルに4200枚のソーラーパネルを設置し、年間約100万kwの発電を見込んでいるという。これは2000世帯以上の年間使用量に充当し、作られた電気は東京電力に売却、そこから一般世帯に流通させる計画だ。2月中に着工し、4月下旬に稼働する予定。



 こうしたメガソーラー施設の建設は、市内南区の麻溝地区や厚木市でも計画されているものの、それらは行政が主体となって民間企業と協働で進められており、今回のように土地、建設、運営をすべて民間が行うのは全国でも珍しいケースだ。



民間パワーで計画前進



 もともと同地は、(有)松田興業が2006年頃に取得し、その活用法を模索していた。そこで、同社の顧問を務めるeデザインの林代表理事と協議を重ねる中で、次世代エネルギーとして注目を集めている太陽光発電に着目し、メガソーラープロジェクトを計画するに至ったが、技術面や巨額建設費用などの課題も浮上した。



 そこでプロジェクトの相談を持ちかけたのが「川崎市新エネルギー振興会」の会長を務める(株)イスズの鈴木代表だった。鈴木代表は実際に土地を訪問し、南向きで日当たりの良い傾斜であること、すぐそばに送電線があることから、専門家の視点で「この条件ならばできる」と判断。プロジェクトを進めることが決まった。



 課題となっていた建設費用は、建設過程で用いられる新技術が1月下旬に神奈川県の経営革新計画として認定されたことで、神奈川県産業振興センターや商工組合中央金庫などから融資を受けられることも決まり、目途がついた。また建設にあたり、地元自治会の代表者にも説明を行い賛同を得たことから、2月中に着工することが決定した。「ここまでこれたのは松田さん、林さんの協力があったから」と鈴木代表は振り返る。



完成後は観光施設にも



 完成後は、エネルギー施設として一般への公開も予定している。また見学者を受け入れるログハウス施設等も建設するなど、観光的な要素も取り入れる計画もあるという。3者ともに「この施設を活用し、クリーンエネルギーの普及に努めていきたい」と話している。

 

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