18歳以下の年代別・競泳日本一を競う「全国JOCジュニアオリンピックカップ夏季水泳競技大会」が先日都内で行われ、堀之内のスイミングクラブ「アクラブ堀之内」所属の成嶋義徳さん(12)が11〜12歳・男子背泳ぎの100mと50mを制した。「嬉しさよりも驚きの方が強い。3位以内に入れれば良いと思っていたので」と成嶋さん。
「猛烈な」追い上げを見せた――。2種目共、苦手なスタートで出遅れながらもラストで後続を振り切り、50mは大会記録に0・1秒及ばない28・42秒の好記録をマーク。100m決勝では、昨年の自己記録を約7秒縮める1分2秒台を記録し、昨年から急成長した姿を見せた。「特別なことはしていないが、地道に練習を積んできたことが良かったのだと思う」と成嶋さんは予選落ちに終わった昨年の同大会からの成長要因をそう分析している。指導する同クラブの近藤玲子コーチは「水のとらえ方がうまい選手。ただ、左右対称に腕をまわせず、泳ぐ姿勢も悪いなど、課題はたくさんある」と”のびしろ”を指摘する。
夢は五輪出場。「3年後の東京五輪の時は15歳。これには間に合わないかな」。日本一となった今回の結果が、中学1年生の夢への道のりを「明確」にさせたようだ。
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