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公開日:2012.01.01

新春インタビュー
個性ある街づくりを推進
遠藤三紀夫市長 新年の抱負を語る

  • インタビューに答える遠藤市長

 新年の幕開けにあたり、本紙では遠藤三紀夫市長に単独インタビューを行った。遠藤市長は、防災体制の充実や福島県須賀川市との交流、質の高い行政サービスの向上など2012年の抱負を語った。(聞き手/澤口厚)



 ―まずは2011年を振り返っての感想をお願い致します。



 「まずもって、皆様お健やかに新春をお迎えになられたこととお慶び申し上げます。旧年中は、市政推進に格別のご理解とご協力を賜り、厚く感謝申し上げます。本年が、東日本大震災からの復興への大きな歩を進める年になるとともに、経済の好転を含め明るく希望の持てる年になることを皆様と同様に願っています。さて、昨年を顧みますと、座間市にとって、次の10年への第一歩を刻む年でした。市制40周年を迎え、たくさんの方とともに祝いました。また、ハードからソフトへ、地域コミュニティの再生強化と市民との協働を中心テーマとした第四次総合計画が4月からスタートしました。そのような中の3月11日。東日本大震災の激烈な経験は、人と人との絆の『大切さ』『ありがたさ』『あたたかさ』をあらためて強く浮かび上がらせました」



 ―前年の東日本大震災を受け、各自治体は防災体制の見直しを迫られています。座間市の防災体制については、どのようにお考えでしょうか?



 「市制施行40周年記念式典の中で、福島県須賀川市と災害時における相互応援協定を締結しました。加えて、在日米陸軍基地管理本部及び米海軍厚木航空施設司令部とも、災害時における相互支援に関する覚書を締結しました。また、海老名、綾瀬両市と消防の指令業務の共同運用も合意しました。こうした多様な協力関係構築は、災害時の対応能力向上に大きく寄与することと確信しており、また、市域、国籍を超えた人と人との絆を象徴するものです。今後、予定している地域防災計画見直しなど細部を詰める中で、これらの有効性をさらに高めてまいります」



 ―震災支援を通じ、都市間交流のある福島県須賀川市が、座間市民にとってより身近な存在になったように感じます。



 「昨年11月の相互応援協定のほかにも、『ひまわり咲かそうプロジェクト』として、須賀川市の17haに180万本のひまわりを地元の方々と協力し、咲かせました。これは、東日本大震災により大きな打撃を受け、水稲作付が困難となった水田を復興のシンボルとして、太陽に向かって力強く咲く夏の花『ひまわり』を咲かそうとの下柱田ひまわり実行委員会の企画に、座間市観光協会星野会長はじめ協会会員が賛同し、5月25日に種の作付を協力させていただいたものです。8月28日に開催された須賀川市の恒例イベントであります『いわせ悠久まつり』に伺いましたが、広大な土地に咲き誇るひまわりは圧巻でした。このまつりでは、この雄大なひまわりをバックに復興凧も掲揚され、市大凧保存会の鹿野会長をはじめ座間市からも大勢の方が参加しました。また、須賀川市立博物館での『復興祈願 凧たこあがれ!夏空に―日本の凧コレクション―』では、座間市の大凧を展示させていただきました。



さらに、420年来続く日本三大火祭り『松明あかし』を例年通り実施することになりましたが、須賀川市内において、松明の材料となるカヤに放射性物質(セシウム)が微量ながら検出されたことから、祭りの実施に万全を期するために、放射性物質が検出されていない地域の材料を使用して、松明あかしを行っていくことを実行委員会で決定し、座間市にも松明の材料の提供依頼がありました。これを受けて、座間市では、市内栗原中央の敷地でカヤの刈り取り作業を行い約10トンのカヤを集めました。集めたカヤは、10月12日にトラックへ積み込み、須賀川市に届けました。まつり当日には、鈴鹿明神社神輿保存会入谷睦が、須賀川市に神輿を持って行き、担ぐなど、大勢の方が座間市から松明あかしの力強い火に魅了され、復興への願いを託しました。今後とも両市との交流の輪をさらに広げていきたいと考えております」



 ―昨年10月、座間キャンプの一部土地の返還について、日米合同委員会が基本合意に達しました。市が、跡地利用構想に掲げる病院誘致に向けて、一歩前進しました。



 「キャンプ座間チャペル・ヒル住宅地区の一部返還について、大きな進展がありました。この一部返還については、早期に日米合同委員会で基本合意がなされるよう国に求めてきたところですが、10月31日に日米合同委員会でチャペル・ヒル住宅地区の一部約1・1haと追加的な土地約4・3haを返還することが合意されました。この基本合意により、市民皆様が切望する病院誘致を位置付けた返還跡地利用構想の具体化に向けての第1段階をクリアできたわけで、私は、もう一つの高いハードルである病床過剰地域の解消、そして病院誘致に今後とも不退転の決意をもって取り組むとともに、防衛省、財務省、県等との具体的協議を一層加速していく所存です」



 ―最後に新年の舵取りに向けての決意と市民へのメッセージをお願いします。



 「これまでに取り組んできたことを踏まえ、引続き予算執行の実績を的確に把握して、各事業の内容や手法の抜本的な見直しなど、限られた財源の有効活用を図り、質の高い行政サービスの向上に努めるとともに、個性あるまちづくりに向け予算編成に取り組みます。結びになりますが、市民皆様のご健勝を祈念申し上げますとともに、市政への倍旧のご理解、ご協力をお願い申し上げ、新年のあいさつとさせていただきます」

 

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