校舎内に案内点字を 愛川高校で初めての取組み
県立愛川高校(近藤順子校長)で生徒による校舎内の案内点字作成にむけた授業が進んでいる。学んでいるのは2年生で「社会福祉基礎」を選択した27人だ。
生徒たちはこれまで、週2回の授業で社会福祉の考え方や制度・歴史について学習。また、車椅子による校舎内外の移動やアイマスクを装着した校舎内歩行などの体験授業で地域の中のバリアフリーについて考えてきた。
点字の学習は年間計画で予定していた内容だが、体験授業を経て、生徒たちは、人は見る・読むなど情報の8割が目から入ると言われていることを改めて実感。早く点字をやりたいという声があがるようになったという。点字の授業にあたり、最初は歴史を学ぶことからスタート。現在は、校舎内で点字が必要な場所と表示の仕方を考えながら、シートに点字器で打つ文字を確認している段階だ。
2月20日の授業では「今階段は何階か分かるようにしよう」「現在地が校舎のどの棟にあたるかを入れよう」など体験から得た感覚をそれぞれが発表しながら作業を進めた。今後点字器を使い、シールを作成。3月下旬には設置が終了する予定。窪田清美先生は「学校に案内点字を作成することで愛校精神を養うとともに、他の公共機関での点字の大切さを実感してもらえれば」と話している。
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