愛川町2014年度当初予算案 子育てや地域活性に重点 森川町長が初編成
愛川町は2月21日、森川町長として初めての予算編成となる2014年度当初予算案を発表した。予算案は、現在開会中の町議会3月定例会に上程され、審議が行われている。
予算の総額は227億900万円で前年度比0・7%の増額。一般会計は119億8700万円。歳入は、復興増税分と景気の回復基調を要因に町民税、また地下の下落幅の縮小や内陸工業団地への新規企業進出などにより固定資産税がそれぞれ前年度比3・7%、9・1%の増の見通しで、町税全体では前年度比6・5%増の74億6285万円となっている。町債による借入や基金からの取り崩しは、保健センター建設事業が完了したことからそれぞれ大幅な減額となった。
歳出は、ハード面の整備にあてられる投資的経費が前年度比27・4%減の7億7012万円。愛川聖苑の改修や消防救急デジタル無線整備などが増えたが、保健センターの建設や化学消防ポンプ自動車など、小中学校トイレ改修などが完了したことによるもの。
森川絹枝町長は「町民皆様のくらし満足度の向上にむけた、新たな政策課題への取組を一歩一歩着実に進めていくため、可能な限りの予算確保に努め、笑顔輝く愛川町を目ざした予算」と説明。公約に掲げた地域活性化に向けたマーケティング室の新設、子育て応援、健康長寿などの予算も盛り込み「新しいまちづくりを進める足がかりが作れた」と話した。
主な新規事業と予算額・概要は次の通り▽出産祝い金支給(840万円・こどもを出産した世帯に対し第1子から1人につき3万円を贈る)▽児童遊園地の新設(310万3千円・六倉地内の帰属公園用地を活用し町基準面積の児童遊園地を整備)▽のびのび健康からだ塾の開催(30万2千円・40歳から69歳を対象に各種体操の体験塾を開く)▽いじめ防止対策推進(154万円・スクールカウンセラー・スクールソーシャルワーカーからなる「いじめ防止等の対策組織」を各学校に設置)▽文化会館改修(4041万6千円・外壁等、音響調整卓の改修とステージスピーカーの更新)▽保育園・老人センター・児童館耐震診断業務(2277万円・災害時の緊急避難場所施設について調査実施)▽愛川町消防団支援隊の創設(8万4千円・消防団OBからなる消防団支援隊を創設し、消防活動の後方支援等を行う)▽マーケティング推進(230万3千円・マーケティング室の設置、愛川ブランドの確立に向けた検討推進)。
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