ふるさとの芸術家を知って 町郷土資料館で企画展
愛川町郷土資料館(県立あいかわ公園内)で4月20日から郷土出身の彫刻家・中村博直氏の石膏像展と昆虫写真展が開かれる。
県立あいかわ公園はたくさんの木々や花々が植栽され、これからがもっとも美しい時季。とくに、40種4万本のつつじは大型連休前後が見頃と予想され、来場者が増えると見込まれる。両企画展はこれに合わせて開催するもの。
中村博直氏の石膏像等15点、町域で観察できる昆虫写真15点が展示される。見どころについて同館学芸員の山口研一さんは「中村博直氏は関東大震災で両親を失い、苦労しながら彫刻を学んだ人。愛川に逆境にもめげずに道を究めた芸術家がいたことを知ってもらえれば」と話している。
中村氏は女性を主題とした彫刻家として知られているが、仏像作品も多く残した。今年の展示では同資料館としては初公開となる薬師寺東院堂聖観世音菩薩像模作も展示されるという。
5月6日まで。入館無料だが、車の場合、県立あいかわ公園の駐車場が有料。
また、5月13日からは「あいかわ公園の野鳥2014」が始まる。園内で観察された野鳥の中から40種を写真で紹介。展示は同館学芸員のほか、野鳥写真家による作品提供もあり厚みを増した。実際に観察できる野鳥であることから、展示見学後は木々や音に注意しながら園内散策も面白い。6月12日まで。いずれも問合せは同館【電話】046・280・1050へ。
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